ミニチュアシュナウザーを飼っています。
迎え入れるときにショップの方から「フローリングだと滑って怪我もするし、踏ん張ろうとするので股関節によくないから、できればマットなど敷いてあげたほうがいいですよ。」とアドバイス。
体重が10kgを超え、ほかの犬に比べれば足腰への負担が大きいのかもと思いいろいろと試してみました。
試行錯誤の末。。。
ラグ、カーペット、絨毯とそりゃーいろいろ試してみましたよ。
ラグ
ちょっと毛足の長いラグを使ってみましたがやはり滑るので、滑り止めテープを使ってもダメでした。
カーペット
吸着性のあるカーペットを使ってみましたが、体重がある子なのでカーペットとカーペットの隙間に爪が入り込み捲れ上がってしまい、フローリング用の両面テープを使ってみましたがやはりダメでした。
絨毯
絨毯自体にコシ(?)があるので、捲れあがることはありませんが、粗相したときに、リカバリーしずらい。
ラグ、カーペット、絨毯に共通して言えることが、臭いがついてしまうこと。
少し逸れますが、臭いのついた絨毯を掃除機掛けすると掃除機にも匂いが移ってしまい、排気で気分が悪くなります。
そこで行き着いたのがコルク系床材。
コルク系床材を使ってみた。
コルクの床材共通としてのメリットは、滑りにくい、水をはじく、断熱効果がある、など上げられますが、1年半使った感想です。
コルクマットとは
EVA樹脂(ビーチサンダルに使われている素材)に1~2㎜のコルクシート張り合わせたもの。
大きさは30㎝、45㎝、60㎝がよく流通しており、サイドパーツ(ジョイント部分をふさぐもの)もある。
メリット
- 安価である。
- 四方にジョイントがあり外れにくい。
- クッション性がある。
- 加工しやすい。
デメリット
- コルクがはがれやすい。
- 湿度気温(?)でマットが反る。
コルクタイルとは
コルクマットと違い、100%コルクのみでタイル状のもの。
大きさは30㎝が主流。
メリット
- 反りずらい。
肉厚な分コルクマットより反りは少ないですが、反ります。
デメリット
- 高価である。
- 加工しずらい。
コルクマットはハサミでカットできますが、コルクタイルは曲線など加工しずらい。
施工
施工するにあたり45㎝、厚さ8㎜(コルク2㎜/EVA樹脂6㎜)のコルクマットをチョイス。
模様替えもするだろうと部屋全面に敷き詰めました。
コルクマットの反りには、フローリング用の両面テープを使用。
実際に粗相されてわかったことですが、この両面テープがあることで継ぎ目を伝ってコルクマットの下まで広がらないので、コルクマットを反して拭く必要がない。
LANケーブル、電話線、HDMIなどなど配線の取り回しが必要な部分には隙間をあけておきました。
最終的には掃除のときにケーブルを吸い込んでしまうこともあってケーブルカバーを使用しましたが、ケーブルカバーごと壁とコルクマットの間に押し込むことでケーブルカバーをテープ止めする必要もなくなった。


扉のところは、8㎜厚のコルクマットが敷けないのでR状に加工。
その後に1㎜のコルクシートで滑り対策。


廊下も全面にコルクマットを敷き詰めました。
コルクマットは加工しやすいので、細かな部分もピッタリと。
あとあと感じたんですが、廊下をコルクマットで敷き詰めたおかげで扉下の隙間がなくなり、玄関側からの冷気が入ってこないのは嬉しい誤算でした。


キャスター付きチェアを使う部分は、床面が固くないとキャスターが転がらないので5mm厚のコルクタイルを使用。
こちらもフローリング用両面テープで施工。
施工前のコルクタイルが反っているところです。
1年半使ってみた感想
コルクマットの剥がれに関しては、継ぎ目の部分が少しかけることはありますが、ボロボロと剥がれるようなことはありません。
イヌの爪痕がいくつも空いてますが、そこから剥がれることもありません。
そりに関しては、フローリング用両面テープのおかげで、コルクマットの端が浮くことはなく、これは大正解でした。
匂いに関しては、来客の度に聞いているのですが、ペットを飼ってる部屋とは思えないくらい動物臭はしないとのこと。
あと、これは対策のしようがないのですが、コルクマットもコルクタイルも日焼けします。
家具を動かすとがっつり日焼けがわかります。
継ぎ目に関して
施工前に内装屋さんのサイトで下調べしていて、「施工する際は、部屋の中央から貼り込む」とあったのですが、意味が分からず写真にあるように部屋の端から施工していったわけですが、コルクマットは同じサイズだとしても多少の誤差があり、同じように貼り込んでいっても最後のほうにそのしわ寄せがきます。
窮屈になり無理やり押し込んだり、継ぎ目を合わせた後に引っ張りながら貼り込んだりとしたわけですが、無理やり押し込んだところのコルクマットは、真ん中あたりがポッコリ浮いたりします。(気温とか湿度だと思いますが、症状が出たりでなかったりしてます。)
部屋の中央から施工すれば、影響は四方に分散されるので誤差は小さくなるのかと、これは実際にやってみてわかったことです。
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